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学生起業家のスタートアップ!メリットとデメリットは?

学生起業家のスタートアップ!メリットとデメリットは?

国内でも経営者の低年齢化が目立ち始めていて、大学に通いながら学業と経営を両立している若手経営者も存在します。

ビジネス先進国アメリカでは、多数の巨大カンパニーが学生起業から始まり成長を遂げてきました。マイクロソフト社も、あのFacebookも学生起業から始まっています。若い思考回路だからこそ生まれる柔軟なアイディアは、大きな利益を生みます。これからの日本経済を活発にしてくれる学生起業について徹底解説していきます。

学生起業とは?詳しく知りたい!

よく耳にする学生起業、スタートアップというワードですが、よくわからない!という方のために今さら聞けない学生起業についてご説明します。

そもそも学生起業とは?

学生起業とは、大学生が会社を立ち上げて経営することで、ほとんどの場合はベンチャー企業となります。年齢が低く社会経験がない学生ではあるのですが、独特な発想で新しい事業を開始することは珍しくありません。また大学でも起業に関するゼミなどもあり、大学、教授が学生起業をサポートする動きもあります。

スタートアップとは

会社自体を設立すること、新規事業を立ち上がることをスタートアップといいます。会社を設立したばかり、新規事業を立ち上げた企業をスタートアップカンパニーと呼びます。

学生起業を成功させるポイント

この項目では、学生であることを最大限に活かして学生起業を成功させるためのポイントをご紹介していきます。

事業資金の融資はどうするのか?

IT企業などは比較的初期費用が安くて済むと言われていますが、0円では始められません。また学生の場合は、資金を豊富に持っているということは少数派でしょう。学生でなくても事業を始めるには資金調達が必要で、金融機関などから融資を受けることが一般的ですが、就業経験がない学生に簡単に融資する金融機関は皆無と言えます。

どうすればいいのか?やはり学生という特権を活かすことです。

大学にはたくさんの人間がいます。研究会などを立ち上げて、会費を集めることや、クラウドファンディングなどで資金を集めること、またSNSなどで自分たちがやりたことを発表して、なるべく多くの人に知ってもらい資金を集めることも一つの方法です。投資家の中には、学生起業に融資して事業を育てようという考えの人も多く存在します。融資と言えば、銀行だけと思わずにあらゆる手段を検討してみましょう。

社会経験の乏しさにつけ入る誘いに乗らない

大学生は、一般企業での就業経験はありません、また年齢も10代後半から20代の前半ですから、俗に言う「世間知らず」であることは事実です。そんな学生の弱点を狙って学生起業家を陥れる詐欺まがいの話を持ってくる人間もいます。まず、「甘い話にはのらない」と決めておくことです。

学生という特権を活かして、わからないことは素直に周りの経験者、親や教授、大学のOBなどいろんな人に相談してみましょう。

失敗を恐れない

学生起業ですから、スタートが早いので、もし失敗してもやり直す時間は十分にあります。また失敗したことは将来に向けての糧となり、失敗経験を活かして新しい事業を立ち上げることもできます。失敗を恐れずにアグレッシブに経営活動を行うことができることも学生起業の成功ポイントです。

その後の展開を視野に入れておく

学生起業をして成功した事例を見ていると、独自のアイディアを生み出すだけでなく、どのようにアイディアを成長させていくかが成功の鍵ということがわかってきます。

マイクロソフト社の創業者であるビルゲイツ氏は、まだパソコンが世界で普及していない、ましてやインターネットなんてずいぶん後に普及する時代に、誰からも教わることなく独自でプログラムを開発します。新しすぎた技術なので、世の中に認められるには少し時間はかかりましたが、共同経営者、出資者に恵まれて起業して会社を成長させます。自分の実力が世間の目に留まったことで満足せずに常に新しいことを発見していくことで事業を成長させていったのです。今後の展開を視野にいれるということは、立ち止まらずに常に前を向いて新しい情報にアンテナを張っておくこと、これは若い世代だからこそできることです。

支援してくれる人を探してみよう

支援してくれる人というのは、あなたのファンということです。あなたの才能や技術力を気に入ってくれる人なのですが、それだけではなくあなたの人間性を好きになってくれる人です。

「彼(彼女)の言うことは面白い、興味深いから応援しよう」という気持ちにさせるのです。人間というのは一度気に入ったものをなかなか手放せないものです。成功している起業家は、長い人間関係をずっと結び続けています。簡単なことからでいいので、ファンを増やす努力を始めてください。SNSのフォロワーを増やすこともファンを増やす活動に直結します。あなたという人をどんどんいろんな人に知ってもらいましょう。

学生起業のメリット

学生起業の成功のポイントを説明してきたのですが、この項目では学生起業ならではのメリットをご紹介します。

起業家としての人脈

学生起業で人脈を作るなんて無理なのでは?とあきらめるかもしれませんが、それは違います。起業を始める前から学生だからこその人脈は持っているはずです。同じ学生の仲間やアルバイト先の同僚、先輩など周りに目を向ければ新しい人脈はいくらでも見つかります。多くの人間と接することで新しい事業へと繋がっていきます。また企業を始めれば学生社長ということで注目度はあがります。今まで出会えなかった人種との出会いもたくさんあります。学生でその上、経営者であるからこそ結べる人間関係は、大学を卒業して専業の経営者となってからも大きく活用することができます。

可能性が大きい

学生起業しても、大学を卒業したら一般企業に就職することも可能です。大きな組織の中で自分の可能性を試してみるのも若い世代だからできることです。起業は学生の間だけという経営者もたくさんいます。また学生時代にやっていた事業とは全く違う業種で起業する経営者もいます。

学生起業家の一番のセールポイントは、若いということです。その若さは無限の可能性へと繋がります。

収入を生活費に充てる必要がない

学生だとまだ親と同居している人も多いでしょうし、日々の生活費を稼ぐ必要はありません。自分の収入を生活費にあてることはないのですから、冒険することもできます。自分の得意を活かして起業してみることができます。

要するに試しに起業してみることができるわけです。このようなことができるのは学生の間だけです。生活費を気にすることなく自由に起業できるということは学生であることの最大のメリットです。

経営したことのスキルやキャリアの獲得

学生起業で培った能力は社会人になっても十分に活かせるキャリアです。卒業後就活をするにしても、アルバイトだけの就業経験と起業家としての経験があるのでは、採用担当者からの評価は大きく違うでしょう。今の大企業では社内起業も歓迎しているところも少なくありません。また自分の得意分野を活かして独立して、在籍していた企業と取引先関係になることも関連企業になることも可能なのです。学生起業の経験は貴重ですから、大手企業の採用担当者もその能力を高く評価しています。

使える時間が圧倒的に多い

学生時代は、時間なら豊富にあります。学部によっては、医学、薬学、理工系などは実習などがあり忙しいですが、文系、経営、商学部などは比較的単位数が少なく時間に余裕があるはずです。

この自由何時間を何に使うかで、社会に出てビジネスマンとしての素質がちがってきます。学生時代の暇な時間を有効に使った人間ほど、社会に出てから出世していることは間違いありません。学生時代を有意義に過ごした人間が成功するのです。何をしたいのかわからない、将来が不透明だと悩んでいるなら、学生起業で自分の可能性を試してみてはいかがでしょうか。

きっと、自分が何をやりたかったのかを発見することになるでしょう。

学生起業のデメリット・リスク

学生起業の成功ポイント、メリットをご説明してきて、良いところばかりをご紹介してきたのですが、メリットがあればやはりデメリットもあります。この項目では、デメリットとリスクについてお話していきます。

大きな責任を持たなければならない

学生起業といっても、経営者になるということですから様々な責任を持つことになります。例えば、仕事を手伝ってもらうスタッフを雇ったら給料を支払う必要があります。また、パソコン購入費用、通信費、事務所家賃、事務用品も購入します。学生だからあてにしていた売り上げがなかったら、給料や事務用品費や家賃を支払わなくてもいいのかというとそうはいきません。売り上げがないなら他から資金を調達して約束したお金は支払わないといけないのです。これは口約束であっても、支払うという約束したならどんなことがあっても支払う「義務」があるからです。口約束でも「契約」が成立してしまいます。

そして「義務」を果たすことは社会人の最低の常識です。学生であっても起業して経営者になったら、必ず果たさなければいけない大きな義務と責任が生まれることを忘れないでください。

学業に支障が出る可能性

経営が軌道に乗ってきて、売上が高くなってくると、当たり前のことですがとても多忙になります。中堅サラリーマン年収を軽く超える利益が上がる可能性だってあるのです。年間600万円くらいの給料ですと、月曜から金曜までの9時から18時までは最低でも就業しないといけないわけです。同じくらいの収入を自営業で得るには、もっと仕事に時間をかける必要がでてきます。つまり学業との両立が難しくなってきます。また、友人関係も学生だけだったのが経営者になることで違う人間関係を築くことになります。同年代の友人がもの足りなくなることもあるでしょう。

あの堀江貴文さんも東京大学を中退して、経営に専念していますから学業と経営と両立に悩んだ場合は、経営を選ぶ人が多く見受けられます。経営が軌道に乗っていればいいですが、経営が行き詰まることも皆無ではありません。大学を卒業してからでも経営活動は十分できますし、就職することになっても学歴は必要となります。まず学業優先にして間違いはないでしょう。

失敗するリスクがある

これは学生起業だけでなく、すべての起業家にとって常に隣り合わせのリスクではあります。学生起業の場合、初期費用をなるべく低く設定していることが多いので、倒産、廃業によるダメージは少ないと考えられますが、学生起業を始めたら必ず入金があるということはないことは認識しておいていただきたいです。すべての経営者がこのリスクと戦っています。そして戦いに打ち勝ったものが成功者になれます。そのことを忘れずに学生起業もチャレンジしていただきたいと思います。

大学生が起業する前に知っておきたいこととは

この項目では、実際に経営を始めるにはどんなことが必要なのか、また学生起業としての会社設立方法など役立つ情報をご説明します。

スモールスタート

冒頭でもお話していますが、学生起業はベンチャー企業になることが多いです。それは学生ということで初期費用が集めることが難しいからです。まだ社会的信用ないので仕方ないのですが、学生起業だからこそ初期費用を抑えたスモールスタートが可能です。事務所を賃貸で新しく借りなくても、大学の設備を使うこともできますし、学内のPCなども使うことができます。ゼミなどで経験と知識が豊富な大学教授からレクチャーを受けながら研究開発できるのですから、研究費は大学持ちというのは世間一般の経営者から比べれば大きなメリットとなります。

人間関係を見直して、多くの仲間を作る

大学にはたくさんの学生が集まっていますので、人脈作りに活用することができます。大阪府知事、大阪市長を歴任した橋下徹氏も学生時代に古着の転売という事業をしていた学生起業家です。これは学内の仲間を集めて始めたとのことです。橋下氏の場合は、この古着の転売で詐欺に遭ってこの事業はやめてしまったのですが、この騙されたことが悔しくて、法律の知識を身につけたいと司法試験を受験して弁護士登録したということは有名な話です。

弁護士事務所も友人との共同経営で始めています。成功者はこのように仲間に恵まれている方が多いです。

そんな出会いがないと悩む方も多いかもしれませんが、何かに一つのことに打ち込んでがんばっている人の周りには必ず人が集まってきます。自分の好きなことを見つけて、それをやり続けることで必ず仲間は見つかります。若い時代に巡り合った仲間は生涯の宝になりますので、どんどん人の輪を作ることを心掛けてください。

まずは会社設立の方法を知る

会社には種類があります。

株式会社、合同会社などが有名ですが、これらを設立するには役所への届出が必要で立ち上げるのに費用がかかります。一方、個人事業主というのは初期費用が掛からなくて、「開業届」を提出するだけです。スタートアップ時は、スモールビジネスで行くならば、個人事業主でいいでしょう。しかし、事業を続けていくならば節税面、対外的な信用度という観点から法人でいる必要があります。

学生起業のイグジット戦略

学生起業だけでなく経営全般で言えることなのですが、まず起業する時点で事業展開することでその先にあるイグジットも考えておかなければいけないということです。この項目では、学生起業のイグジット戦略についての考え方を解説していきます。

卒業後もそのまま経営者となる

学生起業家のほとんどが就職はせずに経営者になる道を選択しています。なぜならある程度の収入を得てしまうと、新卒の給料と比較して、経営を続けたほうが時間的にも、金銭的にも得だからです。この選択をするのは、学生起業ですでにある程度の利益を上げた経営者ということになります。

卒業後は副業として会社経営を並行して行う

学生起業して売り上げはあるのだけど、新卒の給料ほどの収入はない場合は、副業として経営を続ける選択をすることになります。

この場合、サラリーマンが自分の適性に合っていると判断すれば、副業はやめてしまえばいいわけですし、経営センスがあると思えば、会社を辞めて経営に集中することもできます。また、一度は企業という組織に所属することも経営者としてのスキルを上げるためにも役立つことです。会社員をしながら、会社経営を並行して行うことはそれだけ仕事に関する選択肢が広がります。

起業した会社をM&Aで売却する

ベンチャー企業の経営者は起業した時点で、このM&Aを視野に入れています。自分が起業した会社をある程度成長させて、高額で売却することでその資金を新規事業に投下することができます。起業当初から売れる会社を設立して育てるわけです。独自の技術、アイディアも持っているベンチャー企業は高額で取引されています。

イグジットをM&Aにする場合の注意点

M&Aというのは会社の買収と合併という意味なのですが、このビジネススキームは、売り手と買い手では、経験値に格差があります。買い手のほうは何度もM&Aを繰り返している経営者が多く存在するのに対して、売り手側は初めて会社売却をする経営者ほとんどです。会社の価値を正確に計上されず、買いたたかれてしまう危険性もあります。なぜこうなるのかというと、ベンチャー企業などの中小企業は、上場企業のように株価がはっきり決まっていないからです。もちろん中小企業でも財務諸表類から株価を算出することはできるのですが、会計知識がないとかなり困難な作業となります。

いずれ会社の売却もあることを想定して学生起業であっても、会社を設立する時点で税理士などの専門家と顧問契約を結んでおくことをお勧めします。

税務申告などを適正に行っている企業はそれだけも高い価値と評価されます。また会社売却時のあらゆる買収に関する調査に対しても強力にサポートしてもらえます。

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