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会社設立時に株主はどう決める?権利確定日・決算三勘定の意味は?

会社設立する際には、株主構成を考える必要があります。会社設立時に様々な事項を分からないまま決定するとリスクに繋がります。決算では株主総会にて決算承認される必要もあるため、株主は慎重に決定する必要があるのです。

今回は、会社設立時に知っておきたい株主の意味や役割と決め方、決算の仕訳、節税対策について見ていきましょう。

会社設立時に株主はどう決める?

そもそも株主の意味は、株式会社にお金を出資した出資者のことです。会社は役員のものではなく、初めにお金を出資した株主のものとなります。会社設立前は株主を発起人(ほっきにん)と呼ぶため、会社設立時には定款に発起人として署名をします。

株主には、取締役を選任・解任したり、新しい株の発行、株の配当金を決めたりすることができます。株主には会社の組織を決定して、管理する権利があるのです。会社の決議事項をすべて自分の考えで決めたい人は、自分1人が株主になることもできます。

ただし、自分だけが株主になる場合は1人で資本金を準備する必要があります。他にも共同で出資する場合は親族や知人を株主とする場合も多いです。はじめて株式会社を設立する場合、株主の決め方は悩むところですが、今後の会社経営のためにも、慎重に株主構成を決定しましょう。

株主総会にて決算承認される必要がある

会社の重要事項は、株主の集まりである株主総会で決定されます。

株主総会で決定しなければならない事項は法律で決められています。例えば、決算で確定した利益の処分に関する議案の承認、会社の基本事項を定めた定款の変更や取締役・監査役の選任が挙げられます。

そして決算書類に関しては、取締役会で原案を作成して株主総会で承認を受ける必要があるのです。会社の決算は、決算日から2ヶ月以内に開催される株主総会において承認を受ける必要があります。

定時株主総会と呼ばれる決算期に1回開催される株主総会の中で、株主により決算書の承認が行われます。

権利確定日は株主総会が開催された日

税務署に提出する申告書には、決算確定の日を記載する箇所があります。税理士にお任せしている場合、決算確定の日を知らない方も多いかと思います。

決算確定の日とは、株主総会において決算が承認された日を表します。決算は決算日から2ヶ月以内に開催される株主総会において承認を受ける必要があります。そのため、決算確定の日は株主総会が開催された日に当たります。適切な株主総会の開催と決算承認を行うために、議事録の作成も大切です。

決算整理仕訳は専門家に任せるのがおすすめ

決算整理仕訳は現金の入出金が伴っていない処理のため、社内で行うには難しいと言えます。例えば、期末棚卸を受けた売上原価の修正処理などは、現金の入出金とは違う時期に仕訳をする必要があるため、分かりにくいです。

現金の入出金はなくても、税金計算の上では入出金があったかのように処理する必要が出てきます。専門知識がない人が決算書を作成した場合、決算整理仕訳にミスが出るので注意が必要です。

難しい決算整理仕訳は専門家の税理士に任せると安心です。

決算の節税対策とは?

会社は自ら申告した内容に合わせて法人税を納付します。決算でしっかり税金対策をしなければ、税金を多く納めることにもなります。多く納めた分は、税務署は指摘しません。税理士としっかり節税対策することが得策です。

決算対策をすると、支払う税金を少なくできたり金融機関から融資を受けやすくなったりするメリットがあります。節税対策を行わずに決算をすると、税金を多く納める結果になってしまい損失も増えてしまいます。

節税対策は会社の将来のためにも、資金繰りを上手くするためにも大変重要です。決算期に近づくと節税対策できる範囲が決められてくるので前もって早めに対策することが大切です。節税対策には短期的なものから長期的なやり方まで様々あるので、専門家に相談しましょう。

決算前にやるべき節税対策とは?

決算前からしっかり節税対策を取ることが上手く事業を行うために大切だと分かりました。賢い節税を実行するにはいくつか方法がありますが、まずは自社の利益を毎月きちんと把握することが基本です。

税理士に任せると言っても自社の毎月の売上、経費、利益を把握することは大切です。節税するためには会計事務所を活用して月次決算を把握しておく必要があります。毎月どれだけ利益があるか、何に経費を使っているか把握した上で、年間節税スケジュールを実行します。

決算前は自分の業種に合う節税、忘れている節税などを確認しておきましょう。法人の申告は、決算日から2ヶ月以内と決められているので早めの対策が大切です。

利益を計算する決算三勘定とは?

決算三勘定とは、利益を計算するため必要な3つの勘定のことをいいます。

3つの勘定とは
・損益
・繰越利益剰余金
・決算残高(閉鎖残高)
があります。

どれも損益勘定で決算における当期純利益(繰越利益剰余金)を計算するために必要な勘定です。決算三勘定の流れとしては、繰越利益剰余金に流して利益の処分を行い、決算残高から最終的な当期純利益を計算します。

まとめ

今回は、会社設立時に知っておきたい株主の意味や役割と決め方、決算の仕訳、節税対策についてみていきました。会社が成長していくために、まずは会社設立時に株主の決め方をおさえておきましょう。

今後は、決算の流れ、節税対策も行うことが必須となるので、節税の専門家である税理士に相談することをおすすめします。

ご相談・ご質問など、お気軽にお問合わせください。