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意外と知らない会社の種類|会社設立の際に覚えておきたいこと

「会社」と一口に言っても、実はいくつかの種類があることをご存知でしたか?株式会社や合同会社は聞かれたことがあると思いますが、他にもございます。会社の種類、違いを知っておけば、会社を設立するうえで、どの会社を選択するかをスムーズに決めることができるでしょう。

本記事では、各種類の会社の特徴やメリットをご紹介。さらに、どんな方に向いているのかも簡単にご紹介します。

また、会社設立にあたり覚えておきたい必要なハンコや税金についてもご説明します。アメリカの会社の種類についてもご紹介するので、海外で起業したい方も参考にしてみてください。

意外と知らない会社の種類

会社には主に、株式会社、合同会社、合名会社、合資会社の4種類があります。ここでは、それぞれの特徴やメリット、どんな方におすすめなのかをご紹介します。

会社の種類1.株式会社とは

株式会社とは、投資家から資金を調達し、そのお金で事業活動を行う会社のこと。出資者のことは株主と呼び、決算報告のために、年1回以上株主総会を開く義務があります。

  • 出資者からの投資
  • 金融機関からの借入

などが可能で、資金調達の面で優れているのが特徴です。

ただし、起業の際の事務手続きに必要な書類が多く、費用もかかります。

資金調達を楽にしたい方、株式市場に上場したい方におすすめです。

会社の種類2.合同会社とは

合同会社とは、投資家本人が経営者となる会社のこと。経営は投資家のみで行われ、経営の自由度が高いのがメリット。経営者の任期に期限がないため、株主総会などを行う必要がありません。起業する際の手続きが簡単で、費用も低額ですみます。

経営方針や利益の配分などを、自分で決めたい方におすすめです。

会社の種類3.合名会社とは

合名会社とは、“全員で経営する”ことが決められている会社のこと。

もし負債を抱えた場合、出資した分だけ責任を負う株式会社や合同会社とは違い、出資額に関係なく無限の責任を負う「無限責任」の義務があります。つまり、会社の経営の自由度はありますが、その分大きな責任があるということ。

ただし、起業の際の手続きが簡単で費用も少なく、出資金のかわりに現物出資が認められているため、開業資金が少なくても起業できるのがメリット。 個人事業主が何人か集まって起業したい、というときにおすすめです。

会社の種類4.合資会社とは

合資会社は、全ての社員が無限責任社員の合名会社に、経営に参加しない投資家(有限責任社員)が加わっている会社のことを言います。

出資金がなくても起業できる点や起業の際の手続きの手軽さなどは合名会社とかわりません。合名会社をさらに大きくするため、社員の増加を考えたときにおすすめの会社です。

各会社の種類の違いを比較

株式会社合同会社合名会社合資会社
起業時の手続きの費用・手間高価で煩雑安価で簡単安価で簡単安価で簡単
資本金1円~1円~制限なし(現物出資OK)制限なし(現物出資OK)
出資者数1人~1人~1人~2人~
出資者の責任有限責任有限責任無限責任無限責任&有限責任

説明できる?会社と法人の違い

「◯◯会社」という以外にも「◯◯法人」という名前を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、会社と法人の違いを説明できる方は多くはないのではないでしょうか?

法人とは、利益や公益を目的として形成され、「人ではないが、法律上は人と扱って良い」とされた組織のこと。つまり、会社は全て法人に含まれます。以下では、会社ではない法人について、具体的にご紹介します。

法人の種類と概要

以下の7つの法人は、会社ではない組織。それぞれの特徴を簡単にご説明します。

  • NPO法人・・・特定非営利活動法人のこと。医療や福祉、まちづくりやスポーツの振興まで、社会の活性化を目指す。
  • 医療法人・・・病院や診療所。
  • 社会福祉法人・・・介護施設や老人ホームなど、社会福祉が目的。
  • 一般社団法人・・・営利を目的としない法人で、内容は多岐に渡り、その分設立が簡単。
  • 学校法人・・・私立学校の設立を目的として設置された法人。
  • 宗教法人・・・宗教者と信者でできた組織のこと。
  • その他の法人・・・公益を目的とした一般社団法人である「公益社団法人」や、労働組合が法人化したものなど、様々なものがあります。

会社設立にあたって覚えておきたいこと

ここでは、いざどの会社を立ち上げるか決めたところで、必要なもの・知っておきたい情報をご紹介します。

会社に必要なハンコの種類

会社を設立するには、以下の4つのハンコが必要です。それぞれどのタイミングで必要になるのか、知っておきましょう。

  • 会社実印(代表社印)・・・法務局での設立登記に必要になります。
  • 会社銀行印・・・金融機関の口座開設や契約で必要です。
  • 角印(社印)・・・契約や事務手続きなど、社外文書や社内文書で使用します。
  • 住所印(ゴム印)・・・角印と同じく、社外文書や社内文書用。

会社が支払わなければならない税金の種類

会社を設立すると、支払わなければならない税金が発生します。以下で9つ、ご紹介するので確認しておいてください。

  • 法人税
  • 法人住民税
  • 法人事業税
  • 消費税
  • 印紙税
  • 登録免許税
  • 所得税
  • 固定資産税
  • 自動車関連の税金

日本にはないアメリカの会社の種類

アメリカには、日本にはない会社の種類が2つあります。ここでは、それぞれの特徴を簡単にご説明します。

  • LLC (Limited Liability Company) ・・・今では、新規に設立される会社の半数を占める人気の会社形態。経営の自由度が保証されていながらも、経営者は有限責任なので起業のリスクが小さいのが特徴です。
  • Partnership・・・無限責任社員の投資家兼経営者と、有限責任社員で構成される会社。日本の合資会社と似ていますが、こちらは経営者が1人でもOKです。

まとめ

日本には会社が4種類あり、人気なのは株式会社と合同会社。会社設立の際の手続きの煩雑さや費用、経営の自由度などが会社によって変わるので、必ず全てチェックしてから決めましょう。

どの会社を起業するか決めたら、ハンコを用意し、支払わなければならない税金もチェックしておきましょう。アメリカには日本にはない会社の形態もあるので、日本での起業が思い描いていた形と違うのならば、アメリカで起業するのもおすすめです。

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